契約に必要な準備

契約に必要な準備

高齢者見守りシステムは、高齢者の安全と離れて暮らす家族の安心のためのものです。
従ってこのシステムを利用する双方が契約内容についてきちんと話し合う必要があります。
見守りという言葉は裏を返せばプライバシーをないがしろにする可能性のあるシステムを意味するからです。
心配だからと言って、高齢者が見られたくない、あるいは知られたくない情報までもあからさまにするようなことが有ってはいけないでしょう。
お互いに納得のいく形でシステムの導入に臨みたいものです。
具体的には、その程度の見守りをすれば安全と安心が実現できるかについて話し合うことが良いです。
身体的不安なのか、肉体的不安があるのかを互いに隠すことなく情報交換をすることが必要です。
年配者に対してただ漠然と心配だからと言ってカメラを設置したりするのは避けた方が良いと思われます。
高齢者と言っても家族に対してプライドも人生の先輩としての自負もある事です。
そのことを尊重した言葉づかいも気を付けて相談しましょう。

市の負担で利用できる「高齢者等あんしん見守りシステム」とは

「高齢者等あんしん見守りシステム」は市の取り組みの一環です。
設置している市町村は群馬県高崎市です。
「高齢者等あんしん見守りシステム」とは、見守りセンターを設置しあらかじめ通報先を依頼しておくことにより高齢者の見守りの強化を目指すシステムです。
さらに相談窓口には専門の相談員などが従事しています。
システム利用者の生活面の不安の解消などにも向き合ってくれます。
対象者は高崎市内に住所を有し65歳以上の一人暮らし・ひとり世帯です。
これまでこちらのシステムは自宅に通話可能な固定電話回線を所有していなければ利用できませんでした。
しかし、平成31年4月1日以降は固定電話回線がなくても通話可能な携帯電話があれば利用は可能です。
費用や負担はかかりません。
ただし、通報時には通話料金が発生し機器の動作に必要な電気料金は自己負担となります。
例えば、固定電話回線の場合ですと非常ボタンを1回押すたびに8円～10円程度の通話料金が発生します。
無論電話料金は加入先の電話会社により若干異なります。